こんにちは!plumです。

給食配送の仕事に興味があるけどドライバーの経験がなくてもできるのかな?他にも具体的に仕事内容や給料について詳しく教えてほしい。
本記事はこのような疑問に対してお答えしていきます。
給食センターに調理員として勤めていた筆者は、配送員が休みの日などに配送業務も行っていました。
ここではその実体験も交えながら『給食配送の仕事』について仕事内容や給料のことなど詳しくお話していきます。
給食配送の仕事に興味のある方は是非参考にしてください。
給食配送の仕事内容
給食配送の仕事内容は主に以下の4つとなります。
- 給食の積み込み
- 給食の配送
- 給食(使用後の食器)の回収
- 配送車の清掃・メンテナンス
それぞれの業務内容についてはこれから詳しく説明していきます。
1.給食の積み込み
給食の入った食缶を学校ごとのコンテナに入れ込み、その後それを配送車に積み込んでいく作業です。
特に難しい作業ではないですが、学校やクラスを間違えないようにしなければならないため何度も確認が必要です。
配送員は配送車へのコンテナ積み込みだけを任され、食缶をコンテナに入れ込む作業は調理員の方がやってくれる場合もあります。
筆者の勤めていた給食センターでは、基本的に積み込み作業は全て配送員の仕事でしたが、好意で調理員の方が手伝ってくれていました。
2.給食の配送
各学校へ指定された時間に給食を配送します。
市内の小中学校を周るだけなので走行距離は短くルートも定められています。
時間内に配送しなければなりませんが、子供達の食べる大切が給食を積んでいるため何より安全運転が大切です。
学校に着いたら給食をおろしてまた給食センターへ戻ります。
学校によっては職員や受入業務補助員の方がコンテナをおろすのを手伝ってくれることもあります。
3.給食(使用後の食器)の回収
給食時間も終わる午後からは、各学校へ配送した給食を回収しに行きます。
配送業務とほとんど同じですが、回収時は空っぽのため中身がこぼれる心配もなく、やや落ち着いて運転できます。
回収してきた給食コンテナは給食センターでおろし、洗浄員または調理員の方が洗浄してくれます。
4.配送車の清掃・点検
配送車の管理も配送員の仕事で、毎日の清掃やガソリンの補充など、トラブルなく給食配送業務を行えるようにしておきます。
子供たちの食べる給食を積み込む車ですので、消毒までしっかり徹底して行います
給食配送車はどんな車?


給食配送車は、学校の搬入出口の高さや給食コンテナのサイズに合わせてオーダーメイド設計になっていることが特徴です。
車両サイズは2tもしくは3tトラックがほとんどで、荷下ろしで使用するゲートは庫内に格納してあるタイプが多いです。
庫内には給食コンテナに合わせた仕切りバーが設置できるようになっているので、走行中もしっかり固定されます。
調理補助や洗浄を任されることもある
会社によっては給食配送の仕事だけでなく調理補助や洗浄の仕事もしなければならない場合があります。
メインは給食の配送ですので難しい作業をお願いされることはないですが、給食ができあがるまでの時間は結構暇だったりするので調理員さんに手伝いをお願いされることもあります。
筆者の勤める給食センターでは、給食配送車の準備が終わった後、給食ができあがるまで洗浄の作業をしなければなりませんでした。
求人票に給食の配送業務と書いてあっても実際に話してみると調理が組み込まれていることがあるので、気になる方は面接時に確認しておきましょう。
給食配送員の1日の流れ
給食配送員の経験がある筆者が、実際に働いていた時の1日の仕事の流れを教えます。
細かい部分は会社によって異なりますが、大体のイメージを掴んでもらえたらなと思います。
午前の仕事
9:00~ 出社
出社したらまず制服に着替えて健康観察を済ませます。
その後、手洗いとアルコール消毒をしてから各担当の場所へ移動します。
9:30~ 配送準備or調理補助(野菜洗い)
給食配送車を搬入出口まで移動させ、終わり次第配送室で給食コンテナの準備をします。
調理補助を担当する方は、1時間ほど簡単な作業(野菜洗い等)を手伝います。
※調理補助の担当は週交代制
11:00~ 給食積み込み
できあがった給食をコンテナに積み込んでいきます。
積み終えたコンテナは順番に配送車に乗せ、配送時間まで待機します。
11:20~ 配送出発
各学校へ出発します。
給食がこぼれないよう気を付けながら安全運転を心がけます。
学校に着いたら給食を下ろし、給食センターへもどります。
12:00~ 配送終了
配送終了後は運転日誌を記入して午前の仕事は終わりです。
休憩まで時間に余裕があるのでガソリンがない場合はここで入れに行きます。
12:30~ 休憩
昼食は調理員さんたちと一緒に給食を食べます。
その後は各々好きな場所で回収の出発時間まで休憩します。
午後の仕事
13:30~ 回収出発
各学校へ給食コンテナを回収しに行きます。
回収したら給食センターの搬入出口で下ろします。
14:20~ 配送車の清掃・点検
配送車を綺麗に掃除し異常がないか点検します。
15:00 業務終了
労働時間は計5時間、これで給食配送の仕事は終わりとなります。
給食配送の仕事はぶっちゃけ楽
給食配送員の仕事はぶっちゃけ楽です。
理由は以下の通り。
- 配送出発時間までは割と暇
- ルート固定のため運転も楽
- 運転中は独りなので気楽
- 力仕事もあるが男性なら余裕の範囲
- 昼食は給食を食べれる
あくまで筆者の感想ですが、毎日決まったルートで給食を運ぶだけなのでそこまで難しい仕事ではありません
また給食を積み込んだりするのが大変だと思われがちですが、一般男性なら全然余裕の範囲です。
給食配送員の給料
気になる給食配送員の給料についてですが、正社員では月給16~18万、アルバイトだと時給900円前後が相場となっています。
アルバイトでの募集が多く、正社員の場合はあっても配送業務だけでなく調理補助や洗浄も業務内容に入っていることが多いです。
給料は低めですが、運転が苦手でない限り仕事も比較的楽で休みも多いです。(土日祝+学校行事日は休み)
長期休暇中(夏休み等)はどうなるの?
夏休みなどの長期休暇中は給食がないため基本的に仕事は休みとなりますが、正社員の場合は清掃作業など別の仕事を行うこともあります。
夏休みの給食の仕事についてはこちらの記事でさらに詳しく説明しています⇩
給食配送の仕事はこんな人に向いている
給食配送の仕事は以下のような人に向いています。
- 運転が好き
- 子供が好き
- 清潔な人
- 決められた作業をする仕事がいい
- 定年後の再就職でボチボチ働きたい
- 給料は低くてもいいから楽な仕事がいい
仕事は単調ですが、「子供達に安心安全で美味しい給食を届ける」という責任ある仕事ですので、基本的に真面目な方が向いています。
また衛生管理の徹底が求められるため、髭や爪を伸ばしっぱなしにするなどルーズな性格の方は改善が必要です。
給食配送員に必要な資格・免許
給食配送員になるには普通自動車免許さえ持っていれば大丈夫です。
2~3tのトラックを運転するため、準中型や中型免許を持っている方はさらに優遇されます。
安全運転ができる方ならドライバー未経験でも男女問わず誰でも給食配送の仕事をすることができます。
給食配送の仕事まとめ
いかがだったでしょうか?
給食配送の仕事がどのようなものか少しはわかっていただけたかと思います。
働く方は50~60代の男性の方が多いですが、若い方や女性でも活躍している人はいます。
ぜひ興味のある方は検討してみて ください。