こんにちはplumです。
今回は『犬猫のミノキシジル中毒』についてのお話です。
ペットを飼われている方で、育毛剤や発毛剤を使用している方や、家族に使っている人がいる方はぜひ知っておいてほしいことですので、最後まで読んでみてください。
犬猫のミノキシジル中毒とは?
薄毛や抜け毛対策として使われているミノキシジル発毛剤。
ドラッグストアなど身近な場所でも手に入り、有名なものだと大正製薬のリアップなどが挙げられます。
これらに含まれる発毛成分「ミノキシジル」は、犬猫にとって危険な成分であり、接触や誤飲によって中毒を引き起こす可能があるのです。
参考資料:犬猫に育毛剤は・・・要注意!|埼玉県ふじみ野市「さくら動物病院」
ミノキシジル中毒の症状
犬猫がミノキシジル中毒になると以下のような症状があらわれます。
【犬猫のミノキシジル中毒の症状】
初期症状
・嘔吐
・流涎(よだれがでる)
その後
・低血圧
・嗜眠 (刺激にあまり反応しない、寝ているような状態)
症状が出ると重症になる可能性が高く、特に猫の場合は一滴で致死量の中毒となってしまいます。
ミノキシジルとは
ミノキシジルとは、壮年性脱毛症における「発毛」と「脱毛(抜け毛)の進行予防」の効果が認められている成分です。
元々は高血圧症治療の内服薬の成分として使用されていましたが、発毛に効果があることがわかり、現在では発毛剤の主成分として配合されています。
ミノキシジルを含む製品
ミノキシジルを含む製品は、主に「発毛剤」として販売されているものです。
内服薬と外用薬の両方があり、ドラッグストア、ネット通販、AGAクリニック等で手に入れることができます。
ミノキシジルについてよくある誤解
ミノキシジルについてよくある誤解をまとめてみました。
・ミノキシジルを含むシャンプーは日本にない
・育毛剤にミノキシジルは含まれていない(発毛剤と育毛剤は別物)
犬猫のミノキシジル中毒について、育毛剤やシャンプーに注意するよう呼びかけられていますが、正確には”発毛剤”に注意となります。
ご自宅に発毛剤がない限りミノキシジル中毒の心配はいりませんが、念のために頭皮や頭髪に関する薬品がある場合は、一度成分を確認しておきましょう。
ミノキシジル中毒の防止策
①犬猫の立ち入る場所にミノキシジル製剤を置かない
②ミノキシジル使用者の枕や帽子と接触させない
③こぼしたり手に付着した場合はすぐに洗い流す
④ミノキシジル液を拭いたタオルやティッシュに注意
ミノキシジル中毒は誤飲や接触により引き起こされます。
タオルや枕などに付いた微量のミノキシジルでも中毒を起こす可能性があるため注意しましょう。
飼い主さんはミノキシジルの取り扱いに細心の注意を!
ミノキシジル発毛剤は近年種類も増え身近な薬品となってきており、置いてあるご家庭も少なくないと思います。
安全なのはミノキシジル製剤を使用しないことですが、どうしても使用したい場合は接触による被害の可能性が低い内服薬にした方が良いかもしれません。
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