こんにちはplumです。
食習慣の多様化が求められる今日、あなたがまだ食べたことがない新たな食材があります。
それは、健康にも環境にも優しい「食用コオロギ」です。
今回は、世界が注目する未来のスーパーフード「昆虫食」の中でも特に最近話題となっている『食用コオロギ』についてご紹介していきます!
食用コオロギとは
食用コオロギとは、食材として食べるコオロギのことを指し、世界各地で食べられてきた歴史がある食材です。
最近では、高い栄養価と環境にやさしい養殖方法から、注目を集めています。
食用コオロギには、たんぱく質、ビタミンB群、カルシウム、鉄分など、健康に必要な栄養素が含まれています。
また、コオロギの香りや味は、カリッとした食感とともにナッツのような風味があり、料理にアクセントを加えます。
食用コオロギの歴史や文化的背景について
食用コオロギは、中国、台湾、ベトナム、ラオスなど東南アジア全域でスタンダードに食されている食材です。
特に、食用昆虫の養殖が盛んに行われているタイでは、一番人気の食材として扱われています。
食材としての需要が増えるにつれ、現在コオロギの生産や販売に携わる人々も増えてきていますが、食虫文化のない欧米の影響を大きく受けている日本では、まだ抵抗を感じる人々の方が多いでしょう。
食用コオロギの種類や品種について
食用コオロギとして養殖に用いられている品種は「ヨーロッパイエコオロギ」と「フタホシコオロギ」の2種類になります。
どちらも臭みがなく食べやすいという特徴がありますが、食べるものによって味が変わるため、養殖農家ごとに差別化することが可能です。
日本に分布する「エンマコオロギ」は養殖に向いておらず、雑味が多いため野生種を食べることもほとんどありません。
なぜ急に食用コオロギが注目されたのか
「最近TVやネットでやたら食用コオロギに関するニュースや記事を見かけるなぁ」と、気になっている方は多くいるでしょう。
ではなぜ急に食用コオロギが注目されたのでしょうか。
それは、以下のようなメリットが食用コオロギにはあるからです。
食用コオロギのメリット
食用コオロギには4つのメリットがあります。
・環境への負荷が少ない
・省エネかつ低コストで生産可能
・栄養価が高い
・美味しい
それぞれ詳しく解説していきます。
環境への負荷が少ない
コオロギは、畜産動物に比べて飼育スペースや飼料、水の使用量が少なく、二酸化炭素の排出量も少ないため、環境に優しい食材とされています。
また、牛や豚といった畜産動物と違い、排泄物に含まれる窒素量が少ないため、環境への負荷が少ないという特徴もあります。
省エネかつ低コストで生産可能
コオロギは繁殖力が高く、短期間で大量に繁殖できるため、生産コストが低く、収益性が高いという特徴があります。
また、コオロギは飼料としても利用できるため、家畜用飼料の代替としても注目されています。
栄養価が高い
コオロギには、人間に必要な栄養素であるたんぱく質や不飽和脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれています。
天然のプロテインと呼ばれることもあり、消化吸収が容易で栄養価も高く健康にも良いとされています。
美味しい
コオロギは、クリーミーでナッツのような風味があり、塩味や甘味、香辛料を加えることで様々な味に変化します。
また、歯ごたえが良く食感も楽しめるという特徴があります。
食用コオロギのデメリット
メリットだけではなく、食用コオロギのデメリットについても見ていきましょう。
食用コオロギのデメリットは3つあります。
・アレルギーのリスク
・食欲がそそられない
・価格が高い
それぞれ詳しく解説していきます。
アレルギーのリスク
コオロギに含まれる「トロポミオシン」というタンパク質は、エビやカニなど甲殻類とよく似た構造を持っています。
そのため、甲殻類のアレルギーを持っている人は注意が必要です。
また、アレルギーのない人でも、食べたことのない食材はアレルギー発症のリスクがあるため、少量ずつ食べるなど注意が必要です。
食欲がそそられない
コオロギは、食用昆虫の中でも比較的食べやすい味と食感をしていると言われますが、やはり見た目に抵抗を感じてしまう方が多いでしょう。
このようなコオロギに対する抵抗感を少しでも解消するために、食用コオロギパウダーなるものも販売されています。
また、食用コオロギパウダーを使った商品の開発が多くの企業で進められているため、スーパーマーケット等で見かけることが今後増えていくでしょう。
価格が高い
食用コオロギは省エネかつ低コストで生産できますが、飼育環境の構築や管理には専門知識が必要で、まだまだ十分な生産環境が整っていません。
そのため生産量も少なく、価格が高いのが現状です。
かといって生産量をただ増やせばいいというわけでもなく、需要が低い現在では、いくら生産しても流通させることができないのです。
今後、食用コオロギの需要が高まっていけば、次第に価格も下がっていくことでしょう。
食用コオロギの食べ方
ここからは食用コオロギの食べ方について、料理のレシピや保存方法についてご紹介していきます。
食用コオロギの料理レシピ
食用コオロギを使った料理レシピをいくつかご紹介します。
メインのおかずから食べやすいコオロギパウダーを使ったお菓子など、食材として幅広く使えるうえに、低カロリー高タンパクなためダイエットにも効果的です。
✅揚げた食感が楽しい「コオロギの唐揚げ」
コオロギに小麦粉や片栗粉をまぶし、揚げるだけの簡単なレシピです。香ばしくてカリッとした食感が楽しめます。
✅香り高い「コオロギのカレー」
コオロギをカレールーと一緒に煮込んだ、インパクトのある一品です。コオロギの風味とカレーのスパイスが絶妙にマッチして、香り高い味わいが楽しめます。
✅ヘルシーな「コオロギのサラダ」
コオロギを焼いて、サラダと一緒に食べるレシピです。コオロギの香りとナッツのような風味が、サラダの爽やかな味わいを引き立てます。
✅コオロギ感ゼロ「コオロギパウダー入りクッキー」
通常のクッキーの材料にコオロギパウダーを加えた健康的なクッキーです。コオロギパウダーを使用するため、抵抗感も少なく食べられます。
食用コオロギの保存方法と注意点
食用コオロギを保存する際には、乾燥させたものを密閉容器に入れ、冷暗所に保存することが望ましいです。
また、保存期間は1年程度を目安に購入時に記載された賞味期限を参考にしましょう。
食用コオロギはそのまま食べることもできますが、アレルギーを持っている方や、消化器系の病気を抱えている方は注意が必要です。
食用コオロギのおすすめ通販サイト
食用コオロギに興味のある方は、「bugoom(バグーム)」という昆虫食専門の通販サイトがおすすめです。
「bugoom(バグーム)」は、健康食品の企画・開発を行う「日本サプリメントフーズ株式会社」が昆虫(bug)を食材として発展(boom)させることを目的に立ち上げた昆虫食ブランドです。
口コミ評判も良く、福岡にある実店舗はメディアでもたくさん取り上げられている人気の昆虫食専門店です。
百聞は一食に如かず!
健康や環境、食糧安全保障など、様々な観点から注目を集める食用コオロギ。
まだまだ一般的ではありませんが、持続可能な食糧システムを構築するためにも、今後ますます注目されていくことでしょう。
あなたもぜひ一度、食用コオロギにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。